カウンター 忍者ブログ
RSS 0.91    
  In Maienfeld 2018.6
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


なんてことない景色のひとつひとつに魅せられた北の大地、北海道♡
何もかもが初めて見る世界だった。
車で走ってるだけで、道路横に見えてくる景色ひとつひとつに目が留まりました。

雪が残ってる白樺街道。
白い白樺と白い雪がずっと続いてる♡


絵本の中から抜け出たような赤い屋根の家。
かわいい♡


道路沿いに広がるカラマツ林と空。
気持ちいい♡

 
何もない世界。
ただ広がる土色の北の大地♡

この季節に北海道に行って見たいものは、雪が溶けたあとに出てくる黒い土色に広がる大地。
「黒い大地を見てくる!」
って言ってたけど、まさにその景色♡

そして美瑛神社。


略拝詞(おまいりのことば)
「祓えたまえ 清めたまえ 守りたまえ 幸えたまえ」
 

楽しい北海道でした。
これで北海道ブログは完結です♡


レンタカーで走り出してすぐ気になる標識?を見つけた。

道路沿いに、高いところに並んでる。
 
矢印がない道もあるけど、ついてる道の道の方が多い。
何かな?って思ってたけど、青い池から美瑛に戻る途中のこの矢印見た時に閃いた。

歩道に沿って矢印も動いてる。
そっか。
道か畑かもわからなくなるほど雪が積もるから、ここが道だってわかるようになってるんだ。

これは、通称「矢羽根(付きポール)」といって道路の境界を示す標識でした。
正式な名称は、『固定式視線誘導柱』
雪道で外側線(白いライン)が見えなくても、矢羽根のおかげで路肩を意識して走ることができる吹雪などの視界不良時にも頼りになる大切な道標です。
矢羽根は縦1m20cm、幅は矢印部が35cm、それ以外は15cm。基本的に路面から5mの高さに設置。
設置間隔は概ね80m以下で道路状況、気候条件で異なるらしい。
そんなに大きいとは思わなかった。

これも気になってた。
道路の横に時々出てくる壁。
高速道路ではこんな柵見るけど形が違うのね。ブラインドみたいになってる。
雪除けかなーって思いながらドライブ。


これは風の力を利用して道路に降る雪を飛ばすなど、吹きだまりや視程が悪くならないように防ぐ「防雪柵」って言うんだって。
「吹きだめ柵」「吹き止め柵」「吹き払い柵」「吹き上げ防止柵」の4タイプがあり、設置場所や気象条件によって使い分けているそうです。
この写真の防雪柵は、道路に雪が入らないように止める「吹き払い柵」らしい。

いずれも北海道ならではの道路景観だ。

観光地だからもっと大きいかと思い込んでた富良野駅。

シーズンオフに来るから誰もいない。
なんてステキなんだ。
誰もいない駅。
ここはどこ?的な感覚が快感(*''ω''*)




ほんと、人少なくて。
いるのは完全に地元の人ばかりで楽しいったらない。笑
旅行じゃなくて住んでる気分になれるのがいい。


北の国からの舞台「麓郷の森」にも行きましたが、もちろん誰もいないから完全貸し切りでした。
独り占めだよ。北の国からの世界♡


行ったのは12日木曜日。
3日後にオープン。笑
今日、観光で富良野に来てるわたしって一体。。
 

富良野駅の階段。ラベンダー畑。
 

五郎の石の家。


わたし、「北の国から」見たことないんだ。
でも、富良野に来てこの物語がすごく良かったのはわかりました。

初日は札幌に1泊して半日観光。
北海道に来たなら札幌市を見ておきたいじゃん。一応。。

時計台。
期待外れだと話しに聞く通り、突然、道路の向こう側交差点の角に現れる。


北海道旧本庁舎。赤レンガ。
 

大通公園。
市街地の中心部を東西に貫く噴水・彫刻・花壇で美しく彩られた全長約1.5kmのグリーンベルト。
春から秋には名物トウキビのワゴンが並び、さっぽろ雪まつりやホワイトイルミネーションなどの様々な催しの会場だそう。

宿泊した「ホテルリソルトリニティ」から見た大通公園。
きれいで居心地がいいホテルでした♡

大通公園から見たテレビ塔。
 

大きな温度計があるビル。
さすが札幌だと思った。


札幌来たら海鮮丼を食べておこうと二条市場「どんぶり茶屋」へ。
本日のおすすめ海鮮丼「市場丼」2,380円。
 
うーん。
イマイチだ。
1年前に旅行した島根、米子漁港の「まつや」の海鮮丼の方がダントツ美味しかったよ。
まつやの海鮮丼はコリコリしてて、歯ごたえ良くて味も新鮮だったけど。
期待外れだった。

さて、ホテルは最上階にスパがあったんだけど、白で統一されててとても気持ち良かった。
湯上りリラクゼーションスペースがおしゃれだった。


夜はススキノも散策してきました。
ただの繁華街だった。当然ですが。笑

今度、北海道に行くときは札幌は素通りでいいね。

富良野駅から4つ目の西中駅。
富良野にレンタカー返して帰るときに乗車したけど、こんなに何もない駅は初めてで何もかもが楽しかった(๑>◡<๑)

小屋があるだけで改札口もなくてバス停みたい。

3両編成。単線。無人駅。
乗車してるのは、地元の高校生が多かった。


線路の向こうは山(富良野方面)。 素晴らしい景色(๑>◡<๑)


さて、レンタカーを返した後、電車の時間を調べないで駅に行った。
わたし「次の電車、何時ですか?」
  ⇒「今行ったので1時間後の18時です。」
え‥? そんなに本数ないの?
1時間に2本くらいあると思ってた北海道を知らなすぎる女。
駅員さん、驚くわたしにしらーっとしてた。
あるわけないやろ的な。少々呆れた表情。


西中駅の始発電車は6時48分。
無人駅待合室に貼られてる時刻表。
1日8本しかない!! 

ステキだ。
何もかもステキだ。
生活には不便だけど、だからこそこんなに自然が残っているんだと思いました。
この路線、国鉄からJRになってどんどん運行本数が減っていったそう。
廃止にならないだけ有難いみたいな話をホテルマンにお聞きしました。
富良野~西中間。260円。15分。


翌日朝早く、西中駅まで歩きました。
景色見ながら10分かな。
地平線に見える雪が積もった山肌が白く輝いて素敵すぎました。
 
あんなに遠くまでまっすぐ先までずーっと見えることが、私にとっては特別な景色。
何回も立ち止まって眺めてた。
気温は2度。空気がきれいで息をするのが気持ちよかった♡

北海道に行こうかなーって思った時に、唯一ここだけは行きたかった場所。
何年か前に青い池を見た時になんて綺麗なんだろうって思った。
山の奥のとんでもなく危険な秘境にあるような気がして行けないだろうって思ってたけど、素敵な景色だなーって思ってた♡

この日天気予報は晴れ。
だけど雲が多くて着いたら青くなかった。
「青くない。。(T_T)」と、呟きながら、それでも綺麗。。と思いつつ歩いてるとすぐに晴れてきた♡♡


日の当たり方で青さが変化する。
風が吹くと水面にさざなみ模様も美しい♡




まわりには雪がいっぱいでした。
寒いけど気持ち良さの方が勝ってる。後から来た人が次々に帰っていく中、滞在時間40分。
とっても気持ちよくて、とっても綺麗、とってもhappyでした(๑>◡<๑)


青い池は、昭和63年に噴火した十勝岳の火山泥流災害を防止する為に、美瑛川本流に複数建設された堰堤(えんてい)のひとつに水が溜まったものです。
1989年(平成元年)6月に着工され同年年末に完成しました。美瑛川を横切る形で施工され、本流から離れた両岸の森林内部まで堰堤が造られた結果、美瑛川左岸側のブロック堰堤に水が溜まるようになり、周囲に自生していたカラマツ、白樺等の樹木は水没し立ち枯れのカラマツとあいまって幻想的な風景を創り出してます。

この付近の湧水には水酸化アルミニウムなど、主に白色系の微粒子が含まれており、美瑛川本流の水と混ざることによって分散され一種のコロイドが生成されます。
水中に差し込んだ太陽光がコロイドの粒子と衝突散乱して水の吸収による青色の透過光が加わり、美しい青色に見えるそうです。
また、美瑛川は別名「ブルーリバー」と呼ばれているようで、滝の下周辺から色を変え始め、青い池のように深く青い川を見ることができるそうです。

青い池を最初(1997年)に発見したのは上富良野在住のプロカメラマン高橋真澄さんで1998年に出版された写真集『blueriver』に青い池が収録されていたことで写真愛好家に広まりました。
2014年5月25日にテレビ朝日『奇跡の地球物語』で青い池が紹介されたあと、2012年7月にアップル社の壁紙に採用されたことで一躍有名になったみたいです。
私もアップルの絡みで青い池を目にしたんだろうな。


1978年(昭和53年)マイルドセブンのCMで撮影されてから名前がついた丘。

カラマツ林が横一列に並んでる。


日本じゃないみたい。
ハイジの山のみたい。と思考がスイスに飛んだ景色♡


この道、風が強かったー。
外でたら吹き飛ばされそうー、っていうか周りは平地なのに標高が高いの感じた。




丘の町として有名な美瑛町は町内のいたるところに波状丘陵の美しい風景が広がる北海道でも人気の観光スポット。
北海道の中央に位置する十勝岳は、火山としては珍しく噴火時に水を多く噴出する山です。
十勝岳の度重なる噴火によって火山灰と土石流が堆積した平らな台地は、山から放射状に広がる数多くの小河川に浸食され、山の北西に美瑛固有の波状丘陵を形成しました。
十勝岳は他にも南東方向の十勝地区に巨大な波状丘陵を形成しましたが、この丘陵は美瑛にくらべて襞(ひだ)のピッチが大きく傾斜も緩やかであり、美瑛町の波状丘陵とは異なる景観となっているそうです。

四季彩の丘から



片側斜面だけ残る雪

セルブの丘


春には豊かな黒土に新緑のアクセント、夏には紫色のラベンダーや白いジャガイモの花が咲き誇るります。
秋には黄金色の小麦が揺れ、冬には雪が辺り一帯を白一色に変える。
美瑛ほど丘と沢がダイナミックかつきめ細かに組み合わされている波状丘陵の農地景観を見ることはできないそうです。

美瑛はとてもきれいでした。

ケンとメリーの木。
95歳になるポプラの木です。



思いっきり枯れてるけど気にしない。笑
5月半ばから少しずつ色づきはじめて、夏になると日ごとにはっきりわかるほど緑濃くなっていく。
そして、8月後半にはもう寒くなるそう。
美瑛の夏と呼べる暖かい季節は僅か3ヶ月間だって。

1972年、日産スカイラインのCM放送後、観光名所となり演者の役名より「ケンとメリーの木」と名付けられました。

↑CM映像からキャプチャ。
今も何もないけど当時はさらに何もない。

この木が立っているところは私有地。由来や老木ゆえ大事にしてほしい旨が書かれた看板がありました。


ケンとメリーの木の前にある「カフェツリーテラス」で休憩。

野菜たっぷりのスープカレー、すごく美味しかった。


ツリーテラスのお客様が入れるテラスからの景色。

遠くまで広がる畑が一望。
どこを見ても、360度見渡しても、どこまでも広がる波状丘陵の大地が綺麗。
澄んだ空気がなんて気持ちいいんだ!
北海道、すごい。




4月まで雪が残る北海道はお店もほとんど冬季休業中で観光客はいないに等しい。
ここでは、何人かすれ違ったけどみんな見てすぐ帰るから、すぐいなくなった。
見れば気がすむらしい。寒いしね。

美瑛は標高が高いから特に寒いです。雪舞ってたし。
ここの駐車場には車の高さより高く積まれた雪が何箇所も溶けないままありました。
見るだけで寒い。笑

私の服装は皮のハーフジャケットに厚手タイツにブーツという完全に冬の格好。
何持っていけばいいかわからなかったけど、真冬の格好で正解でした。
まだ、これから5月までドカンと雪が降る時もあるんだって。

北海道では自然に感動しまくりでしたが、白樺の木にも魅了されました♡
私の中で 「白樺=北海道」のイメージ。

白いクリスマスツリーが並んでるみたい。
キラキラしてました。
でもこの樹は白樺ではなくて「ダケカンバ」だと思います。


道を走ってたら見えたノッポな白樺の木。
お気に入りの一枚です♡

まだ雪が残っている白樺街道。





白い雪と白い幹がファンタスティック♡
白樺に囲まれた白い道のdriveがhappyすぎました。

青い池の白樺。

青と白のコントラストに魅了。。♡

白樺は、カバノキ科の落葉樹で、樹皮が白いことからこの名前になったそうですが、元の由来はアイヌ語の「カンバの木」「シラカンバ」からと言われてます。
樹皮は紙のようにめくることができるそうです。
白樺を見てると、同じ白樺なのに何か違う、いろんな種類がある?って不思議が芽生えた。
「ダケカンバ」(岳樺)は、白樺に似ています。
枝が黒っぽいのが白樺で、枝まで白いのがダケカンバだそうです。
ダケカンバの葉は、不揃いの重鋸歯で、白樺の葉よりも葉脈の数が多い(ダケカンバは7~12対、白樺は5~8対)のが特徴。
またダケカンバは肌色や赤茶、グレーがかった色と個性豊かな色をしているそう。
形は、白樺は幹がほとんど1本で枝が細いのに対して、ダケカンバは幹が比較的短く枝ぶりが良いのが多く見られます。
標高は1500m付近で両方が自生し、低いと白樺、高いとダケカンバだけど、北海道では低い場所にも生息してると書いてる人もいました。
白い木は全部白樺だと思ってたけど、ダケカンバ以外にも白っぽい木はありました。
知らないこといっぱい。。と思った。

白樺
枝は白くなくて、幹には黒い「ヘの字」模様がついています。これは枝が出ていた場所です。


ダケカンバ
別名ソウシカンバ(草紙樺)とも言います。
樹皮がはがれやすくて、はがれた樹皮を紙の代わりに用いたことに由来。はがれてボロボロになっています。


白い樹を堪能できてサイコーでした(๑>◡<๑)



北海道って広い。
同じ日本なのに違う国にいるみたい。
完全に私だけの風景、空間、わたしだけの世界♡

美瑛駅から美馬牛(びばうし)駅に向かう国道237号線から左に入った畑の中。
誰一人いない、車も通らない、風の音だけ。
澄んだ空気がとても綺麗。






この日の気温2度、路温14度

この温度計は国道沿いに設置してあり、冬場にしか電源が入らないそうです。
道路の脇や民家、お店の端っこ、いたるところに除雪された雪が溶けきれないで残ってる。
4月中旬の北海道ってまだこんなに寒いって知らなかった。ニュースで聞いてても想像がつかなかった。
実際に来てみて同じ日本なのにまったく違う世界だということがわかった。
今年は例年より雪が多かったらしい。だから残ってる雪もいつもより多いって。

国道に出ると必ず白い雪山が視界に入ります。
目の前に迫る雪山の存在感を感じながら贅沢なdrive time(๑>◡<๑)