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  In Maienfeld 2018.6
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長く生きてるけど、明確に知らないことがたくさんある。
今回、お釈迦さまや菩薩のこと、知りたいと思ったのでまとめることに。

「釈迦」とは。
仏教を創始したガウタマ=シッダールタという人のことを指します。
2,500年前に現在のネパールのルンビニーという所で、シャカ族の王子として生まれました。
後に出家して仏教を創始するわけですが、釈迦族の王子様だったので釈迦と呼ばれるようになりました。

ガウタマとは最も優れた牛という意味。
牛はインドでは神の乗り物として神聖視されますが、釈迦族では精霊的シンボルとして牛を崇められていたとも推測されます。

「仏陀」とは。
「目覚めた人」「悟りを開いた者」という意味です。
ですから、仏陀とは、個人を指す名称ではなく悟りを得た人たちのことを指します。
しかし、仏陀というと一般的にはガウタマのことを指す場合も多いそうです。

お釈迦様が仏陀(ブッダ)になられたのは、出家されたあと6年の凄まじい苦行をした後、難行苦行では悟ることができないと知って、ナイランジャーナ河「尼連禅河 (にれんぜんが)」で沐浴をし、そこを通りかかった村娘のスジャータに乳粥を頂き元気をとりもどしたあと、ブッダガヤーの菩提樹の木の下で深い瞑想に入り、悟りを開かれたあとからだそうです。

また、仏陀(ブッダ)とは、「三世十方(さんぜじっぽう)」の諸仏も指します。
三世とは過去・現在・未来のことで、十方とはあらゆる方角を指します。
つまり全ての仏様はブッダということになります。
ブッダはその音を漢字に写して仏陀と記します。

仏の像には、如来、観音(菩薩)、明王、天、羅漢、垂迹があります。
 

「如来」とは。
仏(仏陀)の別名。悟りを開いてブッタとなったものだけをいいます。

釈迦如来
ご本尊にされている宗派は、天台宗・臨済宗・曹洞宗。
像には、生誕釈迦像・苦行像・降魔像・涅槃像があり、そのほかに禅定印を結ぶ坐禅姿の定印釈迦像と、説法印や施無畏印と与願印の説法釈迦像があります。
釈迦三尊像は、真ん中に釈迦、両脇に文殊観音と普賢菩薩があります。

阿弥陀如来
ご本尊にされている宗派は、浄土宗、浄土真宗。
阿弥陀如来像の特徴は、親指と他の指を丸めた印にあります。
鎌倉の大仏のように定印か、他は来迎印です。
浄土真宗の寺院の本尊は来迎印の阿弥陀如来立像ですが、浄土宗の本尊は阿弥陀三尊(右に観音・左に勢至菩薩)の立像か坐像が一般です。

薬師如来
薬師如来は大医王仏といわれ、病の苦しみを除いてくれる仏様です。
左手に薬壷を持っているのが特徴で、薬師三尊像の脇は日光菩薩と月光菩薩、または十二神将を率いています。

大日如来
ご本尊にされている宗派は、真言宗。
大日如来は法(ダルマ:真理)を人格化した太陽神ともいえる毘盧遮那如来と同体とされる密教の最高尊。
如来ですが菩薩形で、胎蔵曼荼羅の大日如来は法界定印、金剛界曼荼羅の大日如来は智拳印という印を結んでいます。
なお、密教寺院では大日如来を中心とする五智如来(阿閦如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就如来)があります。
 

「明王」とは。
慈悲だけでは目覚めない愚かな凡夫に、仏に代わって怒りの形相を示し、目覚めさせるのが明王です。
仏の化身ともいわれています。
明王には、不動明王、孔雀明王、愛染明王、降三世明王、大威徳明王、軍茶利明王などがあります。
 
「天」とは。
古来インドにあった神様が、仏教が広まるにつれて仏教の守護神とされたのが天です。
梵天、帝釈天、四天王(持国天、増長天、広目天、多聞天(毘沙門天))、吉祥天、弁才天(または弁財天)などがあります。
 
「垂迹」(すいじゃく)とは。
仏、菩薩(ぼさつ)が日本の神となる仮の姿のこと。
日本に仏教が伝わったとき、仏が日本の神の姿となりわが国に現れたものとし、神仏を混交することで仏教を受け入れたのが垂迹です。
蔵王権現、八幡大菩薩などがあります。


「羅漢」とは。
阿羅漢の略でサンスクリット語の【アラハット】の音写語。
【尊敬に値する人】の意味で、もとは仏の異名でしたが、のちに釈迦の直弟子たちをいうようになりました。
十六羅漢、五百羅漢などがあります。


「菩薩」とは。
仏(仏陀)に近いモノで、力はあるがあえて仏にならず、衆生の救済にあたるのが菩薩です。
大乗仏教において多くの人々を救済しながらも自らも悟りを得る為に修行している人のことを、菩薩といい、後に人々の信仰の対象となっていきます。  
観世とは、菩薩のひとり、観世菩薩です。観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)または観自在菩薩(かんじざいぼさつ)ともいいます。
お地蔵様は「地蔵菩薩」。
他に、弥勒菩薩、虚空蔵菩薩、普賢菩薩、文殊菩薩、日光菩薩、月光菩薩などがあります。


「大乗仏教」とは。 
釈迦が亡くなって100年ほど経つと仏教は二つに枝分れするようになります。

大乗仏教(もっと悩みをもった大勢の人々を救うべきであるという考え)
上座部仏教(オリジナルの仏教に近い考えで、自分が救われるために修行し悟りを得るというもの)
この大乗仏教が中央アジアから中国、朝鮮半島、そして日本にも伝わってきます。

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